株式会社MTGの松下剛が手がけるブランドとは

企業がどのような運命を辿るのかは、そのトップがどのような人物なのかにかかっています。もちろん経営に対するノウハウや知識も大切ですが、それ以上に関わる人間に対してどのような気持ちを持てるのかということが問われているという声もあります。

経営者の原風景


株式会社MTGの代表取締役社長である松下剛氏は人の巡り合わせに重きを置いている経営者です。その原体験となっているのが小学校5年生にあります。松下剛氏はそれまで知らなかった自分が養子だという事実を知らされることになります。このことから自分の食い扶持は自分で稼ごうとパンダウサギやニワトリを育てて販売するという商売をスタートさせたのです。また、中学校になる頃には同じ夢を持つ仲間とも出会っています。このような体験が彼を大きくしたのです。

また、企業が成長していくにあたって、世界でも有名なアスリートに広告やブランドの開発段階での協力をしてもらったということも松下剛氏の人柄が表れています。世界一のブランドには世界一のアスリートの力が必要だと説得し、その思いに共鳴してもらうというのは口で言うほど簡単なことではありません。しかし、これを実現できるということが経営者としての力量だということが出来るでしょう。

プロフィットセンターについて


企業が大きくなるためには、従業員が経営に関してそれぞれ独立した意欲を持っていることが大切だと言われています。自分が経営者だったどうするのかというシビアな感性を持っている社員が多い職場は、自然と効率化がされコストに関しても厳しい目を向けることが出来ます。そのため、そのような人材育成が必要だと言われているのです。

全員経営の実現を掲げている株式会社MTGでは、それを実現させるためにプロフィットセンターとしてそれぞれの部署を別の団体として区切っています。そのプロフィットセンターの設立を実現させるには評価者に経営プレゼンを行わなければいけません。そのときには多数の質疑が交わされますが、晴れてプロフィットセンターになることが認められれば大変名誉なこととして扱われます。

企業のトップの考え方が従業員の行動を変える


松下剛氏は株式会社MTGの代表取締役社長ですが、小学5年生から自分は養子だと知らされます。しかし、このことから人の大切さを身に染みて痛感し、自分で独立してお金を稼ごうという気持ちが芽生えたのです。また、このように人と人とが結びついて大きな成果を生み出すという考え方は、ワールドクラスのアスリートを口説き落とすことの原動力にもなっています。

このようなトップが舵取りをする株式会社MTGですが、この企業では従業員全員が経営者目線を持つようにプロフィットセンターの設立を行なっています。これは利益をもたらす独立体として次部門を承認してもらうということで、経営プレゼンを経て認められます。このようにチームとして全体が纏まり、企業の中で独立した存在として確立されることはブランド開発をする従業員にとって大きなやりがいとなるのです。

日本列島、ネタだらけ。MTG松下社長に聞く、日本人が苦手な「ブランド」のつくり方と、次の一手。 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)